公開日:2014/12/23 更新日:2014/12/24

結婚生活お金のシミュレーション(子育て編)

保険を楽しく学べるサイト「ほけんアカデミー」特別コラボ企画。 第3回は『結婚生活お金のシミュレーション』子育て編。 人生三大出費のひとつと言われる教育費用。 子供の将来をイメージしながら、計画的に準備をすることが求められます。 幸せな結婚生活を描くためにも、今からチェックしましょう!

婚活中のみなさん、こんにちは。『ほけんアカデミー』の落合です。婚活・結婚おうえんネットコラボ企画「結婚×お金の豆知識」では、2回に渡り、結婚準備・出産にかかるお金のお話をお届けしました。

今回は「子育て費用」について。一般的に子供の教育資金は1000万とか2000万円とか聞きますよね?教育資金は人生三大出費のひとつとも言われており、特に受験シーズンや大学入学時などは、一度に大きなお金が必要になることもあります。子供が欲しいと考えている人、特に2人以上の希望がある人は、子供の将来をイメージしながら、計画的に準備をすることが求められます。では、実際にどの段階でいくら位必要なのでしょうか。早速チェックしてみましょう。

年代別の教育資金チェック

幼稚園~大学卒業までを教育資金(子育て費用)と考えた場合、大学入学時が教育資金のピークを迎えます。学資保険やこども保険などの積立商品を始める方の多くも、この大学入学時のために積み立てている方が大半です。ここでは、各年代別にどの程度の学費がかかるのかを見ていきましょう。

幼稚園
幼稚園などにかかる費用は、一般的に私立が公立の約2倍となっており、公立で年間約23万円、私立の場合で年間約54万円となっています。

小学校
小学校の費用は私立が公立の約4.7倍となります。公立の場合は年間約30万円、私立の場合で年間約146万円かかります。また、その他かかる費用として机やランドセル代など、学費以外のお金も必要となります。

中学校
中学校の費用は私立が公立の約2.8倍となります。公立の場合は年間約46万円、私立の場合で年間約128万円かかります。また、塾や部活動等の学校外活動費にもお金が掛かります。

高校
高校の費用は私立が公立の約2倍となり、私立中高一貫校でも高校進学時に入学金を納付するケースがあります。公立の場合は年間約40万円、私立の場合で年間約92万円かかります。

大学
大学は国公立か私立かに別れ、更に文系なのか理系なのかによって金額はさまざまです。また自宅から通うのか、一人暮らしなのかによっても費用幅が大きく変わります。例えば、国公立の場合、初年度納付金(いわゆる入学金)で約80~90万円、授業料は4年間合計で200~220万円となり、合計で300万円程度かかります。一方私立理系の場合、初年度納付金だけで約150万円、授業料は4年間合計で500万円程度かかり、合計で650万円ほど必要になります。

以上を踏まえると、仮に幼稚園~大学まですべて公立に通ったとしても1000万円程度はかかることが分かります。最近では中学校から私立という家庭も増えてきていますので、そうなると2000万円程度は準備する必要があり、より計画性が需要になります。

通学だけじゃない!見落とせない教育費用

ここまで、各年代別の通学に必要な教育資金をお伝えいたしました。ですが、教育にかかる費用はそれだけではありません。

1.学習塾
子どもを塾に通わせたいと思うのが親心…。しかしそれもタダではなく、それなりにお金が必要となります。塾の費用目安としては、以下の通りです。

○集団指導塾(クラスの人数が10~30名)
授業料:月額3万円程度(週3回通った場合)
入学金:1~2万円

○個別指導塾(クラスの人数が1~6名)
授業料:月額4万円程度(週3回通った場合)
入学金:1~3万円程度

○家庭教師(1対1)
授業料:月額5万円程度(週3回通った場合)
入学金:1~3万円

一人の講師に対して指導人数が少なくなるほど費用が高くなってしまう傾向があります。また塾によっては、入塾時に別途入会金が必要となる場合もありますので、授業料と合わせて調べておく必要がありそうです。さらに、入会金のほかにも、教材費やテキスト代、それに諸経費、また模試を受けるにも別途料金がかかってくることもあります。それらを踏まえて毎月にかかる料金を考える必要もあるでしょう。

2.受験費用
意外に見落としがちなのが受験費用。国公立が私立か、あるいは学校によってその費用は異なりますが、大学受験の場合、センター試験で12,000円~18,000円、国公立2次試験で一校につきおよそ17,000円がかかります。私立の場合は、一校あたり約35,000円かかります。例えば、私立大学を4校受けた場合は約14万円と、無視できない出費です。数校受ける場合には、それなりに準備をしておく必要があります。

ライフプランニングをして計画的に準備を

これまで見てきたように、子供一人にかかる教育資金は少なくとも1000万円以上で、習い事に通ったり私立進学となった場合には、2000万円程度かかることも考えなければなりません。子供が大学を卒業するまでにはおよそ22年間あり、その22年間でいかに計画的に準備するかがカギとなります。

三回に渡り、結婚準備~出産~子育てにかかるお金の話をお伝えしましたが、いかがでしょうか。もっとも、人生に必要なお金はそれだけではなく、住宅ローンの返済や車の買い替え、夫婦の老後資金準備など様々です。 そういった教育資金を含めた、「人生に必要なお金」をきちんと洗い出し、限られた経済環境の中でどのように準備をしていくかを明確にすることを「ライフプランニング(人生設計)」といいますが、これを早めにやっておくことがとても重要です。自分と将来持つであろう大切な家族の未来のために、今からじっくり考えておきましょう。

著者 ほけんアカデミー

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この記事を書いた人

婚活・結婚おうえんネット編集部

2010年から10年以上、婚活・結婚おうえんネットを運営し、婚活に興味を持たれた方や婚活に関して悩まれている方に有益な情報を発信しています。
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