公開日:2024/11/11 更新日:2024/12/18
61歳62歳の婚活事情は?おすすめの結婚相談所を紹介
老後の不安解消や、第二の人生のパートナーを求める人が多いことから、50〜60代で結婚・再婚する人は増えています。
それでも、61歳62歳で婚活を始めようとしている人は「自力で婚活してうまくいくだろうか」「お相手が見つかるだろうか」と不安な点も多いでしょう。
61歳62歳で婚活しようと思ったら、結婚相談所の利用がおすすめです。
今回は、61歳62歳の婚活事情から、婚活に結婚相談所が適している理由について詳しく解説します。
また、最後におすすめの結婚相談所もご紹介していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
61歳62歳の婚活事情 結婚・再婚する人はどれくらい?
「シニア婚」が年々増加傾向にある昨今ですが、実際に61歳62歳で結婚や再婚する人は多いのでしょうか。
次の表は61歳と62歳の初婚・再婚件数を表したものです。
全国の初婚総数(2022年) | 566,722 |
全国の再婚総数 | 122,924 |
61歳の婚姻件数(2022年)
61歳の初婚件数(占める割合) | 178(0.03%) |
61歳の再婚件数(占める割合) | 962(0.79%) |
62歳の婚姻件数(2022年)
62歳の初婚件数(占める割合) | 160(0.03%) |
62歳の再婚件数(占める割合) | 934(0.76%) |
61歳62歳ともに、全国の初婚件数に対して初婚件数はとても少ないことがわかります。
再婚件数も少なめですが、初婚数の5倍と、61歳62歳では再婚の割合の方が多いと言えます。
しかし、これは婚姻数全体から見た割合です。
婚姻数は20代後半から30代前半をピークに年齢が上がるほど減少していきますので、60代の婚姻数は少なくても不自然ではないでしょう。
では、結婚相談所で婚活している人はどれくらいいるのでしょうか。
次の表は、日本最大級の結婚相談所組織である株式会社IBJで活動する会員の分布です。
IBJ 活動会員の年齢分布-全国-
年齢 | 男 | 女 |
25~29歳 | 4.9% | 11.3% |
30~34歳 | 15.5% | 25.1% |
35~39歳 | 22.5% | 28.0% |
40~44歳 | 18.9% | 15.7% |
45~49歳 | 15.7% | 8.6% |
50~54歳 | 11.0% | 5.2% |
60歳~ | 5.6% | 2.6% |
参考:IBJ「成婚白書 2023年度版」P35グラフより
結婚相談所で活動する会員は、30代を中心に40代までがピークです。
61歳62歳が該当する60歳以上では、女性が男性の約半分と、男性の方がやや積極的に活動していることがわかります。
しかし、やはり全体的に見ると婚活する人も少なめです。
年下の活動会員はたくさんいる一方で、同世代のお相手とは出会いにくい状態。
年上の男性を好む女性はいますが、60代女性が40代・50代の男性とマッチングするのは難しいでしょう。
これらのデータからもわかるように、61歳62歳での結婚・再婚は簡単ではないと言えます。
そのため、どんな婚活をしたら結婚できるのか婚活の方法についてしっかり考え、積極的に行動しなければいけません。
61歳62歳の男女が結婚したい理由
61歳62歳という年齢は、仕事をリタイヤしてのんびり過ごす人、現役でバリバリ働いている人、趣味を楽しみながらもたまに働く人など生活スタイルは様々。
結婚については今はパートナーがいなくても、結婚を経験し、離別・死別を経験した人もいるでしょう。
また、結婚するタイミングを逃してしまいこの年になってしまったという人もいるかもしれません。
しかし、結婚や再婚をしなくても60歳以降の人生を楽しく過ごしている人もたくさんいます。
61歳62歳の男女はなぜ、この年になって結婚したくなるのでしょうか。
孤独や不安の解消
60歳以降の不安や悩みについて、老後の独居生活や病気を挙げる人は多いのではないでしょうか。
また、親と同居していた人は親の死によって自分の死について考えるようになったり、親がいなくなり一人の生活になったことで孤独を感じるようになった人もいるかもしれません。
親との死別を経験したり、持病を抱えている場合は特に、自分の老後の生活に不安を抱く人は多いでしょう。
また、60歳以降は年々体調の変化が起きやすくなりますが、不調に気づいてくれるパートナーが身近にいるのは心強いものです。
もしもの時には看病や介護、通院の付き添いをしてくれる存在がいることで安心につながります。
このような、何かと不安な老後の孤独や不安の解消につながるのがパートナーの存在です。
一人より、話し相手がいたり、一緒にいてくれる人がいた方が精神的安定が得られることは確かでしょう。
残りの人生を一緒に過ごすパートナーが欲しい
今や人生100年時代と言われ、日本人の平均寿命は世界でもトップクラスです。
100年の人生において61歳62歳は、まだ人生の折り返し地点を少し過ぎたところ。
これから始まる第二の人生を楽しむために、新たなパートナーを見つけたいという前向きな人が増えています。
そんなシニアには、純粋に恋愛をまた楽しみたいという人から、趣味を一緒に楽しめるパートナーを求める人まで様々。
特に定年後は人付き合いが減り、話し相手や一緒に出かける人が少なくなってしまいます。
退職して、自分の時間が増える人も多いことから、残りの人生を一緒に楽しんでくれる人を求める人が多いようです。
子どもが自立して再婚したくなった
結婚・離別・死別を経験している人は、61歳62歳頃になると再婚したいと思うようになる人もいるでしょう。
60代は子どもが成人を迎えたり、自立して家を出たり、結婚したりと生活の変化が多いもの。
子どもが自立してホッとしたと同時に、一人になって寂しい気持ちが生まれることもあるでしょう。
子育てが落ち着いたタイミングで再婚を考える人は多くいます。
これまで子育てで精一杯だった人も恋愛する余裕ができたり、時間的な余裕ができることからパートナーを求めるのは自然なことです。
61歳62歳の男女が結婚するメリット
60代で婚活を始めると言うと、周囲に驚かれたり、反対されたりする人もいるかもしれません。
結婚適齢期での結婚では、子どもを持って、マイホームを建てて…など夢は大きく持てますが、61歳62歳での結婚にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
老後の不安を軽減できる
老後の不安から結婚したいと考える人が多いことからも、老後の不安解消ができることは結婚の一番のメリットでしょう。
老後一人で生活していく場合、経済面、健康面、孤独死への不安などさまざまな心配事が待っています。
経済的な余裕があり、もしもの時は介護施設へ入居する、ヘルパーを雇う人もいるでしょう。
しかし、お金に余裕がある人ばかりではありません。
これらの不安を一人で解消することは難しく、お互い協力して生活ができるパートナーを見つけることは、老後の生活の不安を減らす方法の一つです。
結婚することで得られる権利が多い
結婚によって、さまざまな法的権利が認められるようになることをご存知でしょうか?
また、会社に勤めている人は配偶者や子どもができることで、手当がもらえるケースもあります。
シニア世代では、結婚せずに事実婚を選択するカップルもいますが、法律的に夫婦となることで受けられる手当や権利があるのでメリットも大きいと言えます。
具体的には、次のようなことが挙げられます。
・配偶者控除、扶養控除が受けられる
・法定相続人になれる
・会社の手当として配偶者が家族手当の対象となっていれば手当がもらえることがある
・保険金の受取人になれる
これらの権利は経済的な助けになることが多いでしょう。
経済的な余裕ができる
一人の収入だけでは生活が不安だった人も、結婚すれば生活費の負担が減ります。
パートナーが働いて入れば月々の世帯収入が増えるほか、貯蓄や資産が多くあれば、さらに経済的な安定につながるでしょう。
家賃が負担になっていた場合も、相手の持ち家に引っ越すことで家賃が0になることも。
また、同居することで光熱費や食費の節約になります。
年金生活においても一人分で生活するより、二人分あった方が当然余裕が生まれやすいと言えるでしょう。
61歳62歳の男女に結婚相談所がおすすめな理由
ところで、61歳62歳で婚活したいと考えている人は、どのように婚活を進めるべきなのでしょうか?
若い頃なら、友人の紹介や飲み会、同僚や習い事での出会いなど、自然な出会いも多くあったでしょう。
しかし、60代で婚活している人はいるものの、結婚したいと考える人は少なめです。
そのため、ふだんの生活の中で、自分の求める条件に当てはまり、結婚を希望している、独身の人とたまたま出会える確率は20代30代に比べ、とても低いと言えます。
そこで出会いの確率を上げるためには、できるだけ「結婚を希望している人とたくさん出会える機会」を持つことが重要となります。
そんな出会いの場にふさわしいのが結婚相談所です。
結婚相談所に登録する人は結婚を真剣に考えている人ばかり。
また、身分も保証されているので騙されたり、トラブルに巻き込まれることも少ないでしょう。
61歳62歳の婚活に結婚相談所がおすすめな理由については、以下のような点も挙げられます。
婚活のプロのサポートが受けられる
「結婚の経験はあるけれど婚活は初めて」また「恋愛経験が少なく、異性との会話も苦手」という人は婚活に不安があるでしょう。
そんな人でも、結婚相談所を利用すれば心配はいりません。
婚活の進め方やうまくいくコツなど、婚活のプロによるアドバイスが受けられるからです。
結婚相談所というと、「仲人がいてお相手を紹介してくれるもの」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、受けられるサービスはそれだけではありません。
結婚相談所は名前の通り、結婚について相談できる場所なのでさまざまなアドバイスがもらえます。
また、相手の気持ちを聞いてもらったり、伝えてもらったりと、スタッフがお相手との橋渡しをしてくれる場合もあり、異性とのやりとりに慣れていない人でも安心して利用できるでしょう。
精神的な支えになる
結婚相談所に登録しても、時には婚活がうまくいかず悩んでしまうこともあるでしょう。
何年も活動を続けていると「もう自分に結婚は無理なのでは?」「退会した方がいいのかな…」など心が折れそうになる時があるかもしれません。
そんな時には結婚相談所のスタッフが精神的な支えになってくれます。
シニアの婚活では家族や友人に話しにくかったり、聞いても良いアドバイスがもらえなかったり、また恥ずかしいからと、気軽に相談できる人が少ないケースがあります。
しかし、結婚相談所では一人ではありません。
一緒に悩みながら、時には成功を喜んでくれる心強い味方がいることで、前向きな気持ちになれるでしょう。
効率的に短期間で婚活が出来る
結婚相談所では必ず誰かとの出会いがあります。
出会いがあれば、お見合いができ、お相手と交際、成婚退会という流れができています。
自然な出会いに頼っていたら、ここまでスムーズな展開は望めないでしょう。
特にシニアの婚活は年齢的にもスピードが大切です。
出会いの確率が下がらないうちに、結婚相談所を利用して効率的に婚活を進めましょう。
61歳62歳の男女の婚活体験談
みなさんは、実際に結婚相談所でどんな活動が行われ、成婚に至っているか気になりませんか?
ここでは61歳62歳で婚活し、成婚に至った男女の婚活体験談をご紹介します。
活動の仕方や活動を通して感じたことなど、ぜひご自身の活動の参考にしてください。
効率的な婚活で成功!5ヶ月で成婚に至った62歳女性の体験談
私は娘夫婦から同居の話を持ちかけられたものの、将来のことを見越して再婚を決意し、婚活を始めました。結婚相談所への入会は、60代中心のパーティーへ参加した時にスタッフから声をかけてもらい、いろいろと相談に乗ってもらったことがきっかけです。5ヶ月活動をして7人とのお見合いを経験しました。できるだけ早く決めたいと思っていたので、たくさんのお見合いはしませんでした。成婚相手の方は76歳と年上ですが、年齢を感じさせない若々しさがあり「会って間もないけど、気が合うみたいだから一緒になってもいいんじゃない」と言ってもらえたのが決め手となりました。
複数の女性とのプレ交際を経て波長の合うお相手を見つけた61歳男性の体験談
私は担当の優しい声と、誠意ある対応に親しみを感じたことからこちらの結婚相談所に決めました。婚活を始めた理由は、老後の話し相手が必要だと感じたからです。結婚相談所では好みを考察した上でふさわしいお相手を複数紹介してもらいました。「色々な方と付き合い、真に望ましい人を見つけてください」とアドバイスをもらい、同時に複数の女性とプレ交際を進めました。しかし、真剣交際したいと思う相手がいながらも、他の相手とも会わざるを得なかったことは、たいへん辛かったです。私が選んだお相手とは、最初から気兼ねせずに会話ができました。この人しかいないと思えるくらい波長が合い、顔立ちや品格も好みだったことから婚約を決意し、「あなたを一生大事にします」とプロポーズし、成婚退会できました。
61歳62歳の男女におすすめの結婚相談所3選
最後に、61歳62歳におすすめの結婚相談所を厳選して3つご紹介します。
結婚相談所を上手に利用すれば、結婚への近道にもなります。
自力での婚活に自信がない人や効率よく婚活を進めて結婚したい人は、ぜひ結婚相談所の利用を検討してみましょう。
オーネットスーペリア
結婚相談所の大手、オーネットが展開する45歳以上の中高年を対象にした相談所です。会員の平均年齢は男性61歳、女性は57歳と、まさに60代の婚活にぴったり。希望条件に合ったお相手のプロフィールが届く紹介書、体験型イベントやパーティー、アドバイザーによる引き合わせなど充実したサービスが用意されています。一般的な結婚相談所とは異なり、会員がみんな45歳以上なので同じ年代のお相手と出会いやすいのが特徴です。また、専任アドバイザーによるサポートがあり、婚活初心者でも安心して活動できます。
茜会
創業60年以上の歴史を持ち、中高年・シニア・熟年向けの結婚相談所の先駆けとしてサービスを提供してきた茜会。会員の平均年齢は男性62.7歳、女性59.9歳、男女比もほぼ同等なことから、男女とも出会いに期待できます。続けやすい安心料金に加え、入籍にとらわれないパートナー探しを応援していることから、成婚料が0円というのもポイント。カウンセラーからの紹介、会員システムからのお相手探し、年間500回以上開催される婚活パーティーなど出会いの機会も豊富です。担当カウンセラーが連携することでお互いの気持ちを確認し、アドバイスを行っていることから、スムーズに成婚へと導きます。
ノッツェ
全国各地に支店を持ち、年間6万組のカップルを成立させているノッツェ。男女の約半数が活動9ヶ月以内に成婚退会していることから、シニアの婚活でも良い成果が期待できるでしょう。また、シニア・中高年の婚活サポートにも力を入れており、中高年向けの世代別のお見合いパーティーの開催や、パソコンが苦手な人でも婚活できる郵送結婚相談サービスを行っているのが特徴です。さらに、近くに店舗がなかったり、足を運ぶのが大変という人のために、店舗以外でも出張説明会・出張婚活カウンセリングを行っています。専任アドバイザーが出会いから成婚まで徹底サポートするプランも用意されており、シニアの婚活には力強い味方になってくれるでしょう。
まずは資料を請求して比較がおすすめ
「費用がかかりそう」「活動のイメージがまだわかない」といった理由から、婚活に結婚相談所を利用するかどうか迷っている人もいるかもしれません。
また、パソコンの操作が得意でない人は、いろいろな結婚相談所を探して、比較していると時間がかかったり、途中で面倒になってしまうこともあるでしょう。
そこで、結婚相談所に興味を持った人は、まずは資料請求することをおすすめします。
一括資料請求は資料を申し込むと、郵送で自宅に冊子やパンフレットが送られてくるシステムです。
紙の資料はいつでも好きな時に見返せ、公式ページではわからなかった詳しい情報がわかることもあります。
また、同時に複数の結婚相談所に資料請求することで、他の結婚相談所との比較検討がしやすくなるでしょう。
しかし、多数資料請求してしまうと、迷って決めきれないことがあるので、候補を3つ程度に絞り込んでから資料請求しましょう。
結婚相談所のサポートやサービスは、61歳62歳の婚活の大きな力になってくれます。
結婚相談所によってさまざまなサービスがありますので、自分に合った結婚相談所を見つけ、自信を持って婚活をスタートしてくださいね。