公開日:2023/01/16 更新日:2023/01/16

結婚相談所の成婚率とは?低い理由は?各社の定義や計算方法など

結婚相談所を選ぶ際、「成婚率」を見て決めようとしている方も多いのではないでしょうか?しかし、結婚相談所によって成婚率を公表している相談所もあれば、公表していない相談所もあります。そのため、成婚率だけで結婚相談所を決めるのは難しいものです。そこで、今回は結婚相談所の成婚率の仕組みや正しい結婚相談所の選び方について解説します。

成婚率とは

結婚相談所の成婚率とは、「その結婚相談所で活動している会員が結婚相手を見つけて退会した割合」です。成婚率が高いほど、その結婚相談所で結婚相手が見つかりやすいということになります。しかし、「結婚相手」には3つのパターンがあります。

1、同じ結婚相談所で見つけた相手

2、異なる結婚相談所で見つけた相手

3、結婚相談所で活動していない外部の相手

結婚相談所が公表する成婚率には、マッチングアプリや知人の紹介など、会員が結婚相談所以外で自ら見つけた相手との結婚も成婚数に含めることがあります。そのため、結婚相談所のみでの出会いで結婚できた割合ではないのです。

「成婚の定義」と「成婚率の計算方法」の一例

結婚相談所によって、成婚率の定義や成婚率の計算方法が異なります。成婚の定義と成婚率の計算方法の一例はこちらです。

成婚の定義の一例

・真剣交際が成立した時

・二人の結婚の意思が固まった時

・婚約が決まった時

成婚の定義として、「二人の結婚の意思が固まった時」と曖昧な言い回しをしている結婚相談所も多くあります。また、結婚が決まっていない「真剣交際」の状況や婚約が成立した状況で成婚退会とする結婚相談所もあります。

成婚率の一例

・年間の成婚退会者数÷在籍会員数×100

・一定期間の成婚退会者数÷一定期間の退会者数×100

・年間の成婚退会者数÷年間の退会者数×100

上記のように、成婚率の計算方法は計算する期間や分母が異なります。成婚率が最も高くなる計算方法を用いて公表している結婚相談所もあるので、成婚率だけで判断しないようにしましょう。

各結婚相談所の成婚定義と成婚率について比較

結婚相談所によって成婚の定義や成婚率の計算方法が、どのように異なるのか比較しました。

ノッツェの成婚の定義、計算方法

ノッツェには、正式に定められた成婚の定義がありません。しかし、「二人に結婚の意思があること」で成婚退会となります。成婚者数も公表されていないため、ノッツェの成婚率は不明です。

オーネットの成婚の定義、計算方法

オーネットの成婚の定義は、「お互いが結婚の意志が固まった時点」としています。オーネットの公式HPによると、2021年の会員同士の成婚退会者数は5,180人。会員以外との婚約・結婚は、成婚退会者数には含まれていません。しかし、年間の退会者数を公表していないため、オーネットも成婚率は不明です。

ツヴァイの成婚の定義、計算方法

ツヴァイの成婚の定義は、「交際・婚約・結婚を理由に退会届を提出し退会すること」としています。ただし、ツヴァイは会員以外との結婚も成婚数に含まれています。また、2017年度の成婚率を以下の計算方法で公表しています。

年間の成婚退会者数÷年間の退会者数×100=42.3%

具体的な成婚退会者数や退会者数が分からないため、上記の成婚率が高いとは判断し難いです。

サンマリエの成婚の定義、計算方法

サンマリエの成婚の定義は、「お互いが結婚の意志を固めること」としていますが、サンマリエはプロポーズまでサポートをしてくれるので、ほとんどの会員がプロポーズ・婚約をして成婚退会をしていきます。ただ、サンマリエが公表している成婚率76.3%は、「1年以内に成婚退会した会員の割合」です。2021年10月〜2021年12月のデータを基に計算しているため、この成婚率だけで「サンマリエは成婚率が高い」と判断しない方が良いでしょう。

パートナーエージェントの成婚の定義、計算方法

パートナーエージェントの成婚の定義は、「交際中の二人が結婚の意思を固めて婚活を終了すること」としています。また、2019年4月〜2020年3月の実績を基にした成婚率の計算方法はこちらです。

年間成婚退会者数(3,136人)÷年間平均在籍会員数(11,600人)×100=約27%

パートナーエージェントは「業界No.1の成婚率」と宣伝していますが、他社の正式なデータと比較しているわけではないため、鵜呑みにするのは得策ではありません。

エン婚活エージェントの成婚の定義、計算方法

エン婚活エージェントの成婚の定義は、「婚約成立」としていますが、公表している成婚率30%は「6ヶ月以上活動を続けた会員の成婚率」です。成婚率の計算方法は以下となります。

年間成婚退会者数÷毎月の平均活動会員数×100=成婚率

パートナーエージェントの成婚率の計算方法と類似していますが、実績期間や正確な成婚退会者数と在籍会員数は不明です。

結婚相談所の成婚率の低い理由

経済産業省が2006年に実施した調査では、結婚相談所の平均成婚率は男性8.4%、女性10.1%となっており、1割程度です。しかし、このデータは古いため、現在も結婚相談所の平均成婚率が1割であるとは限りません。

結婚相談所の成婚率が低い理由は、以下の3つです。

1、費用が高く、成婚退会できるまで活動を続けられなかったから

2、理想が高く、結婚相手を見つからなかったから

3、アドバイス通りに活動しても、結婚相手が見つからなかったから

結婚相談所の活動費は、無料・安価で利用できるマッチングアプリと比較すると高額です。相談所によっては、年間50万円もかかることもあります。また、「お金をかけるからにはできるだけ理想に近い人と結婚したい」という心理が働き、高収入や容姿端麗な人を求めます。しかし、そのような人と出会える可能性は低いです。アドバイザーのアドバイス通りに活動しても、必ず結婚相手が見つかるとは限りません。

このように、高額な費用や、出会えないとの理由に途中で退会する人も多いため、結婚相談所の成婚率は低いのです。

成婚率に惑わされない!結婚相談所を選ぶポイント

結婚相談所が公表している成婚率は、あくまでも参考程度にするのがおすすめです。成婚率の高い・低いで結婚相談所を選ぶのでなく、実績や料金、サービスなどを比較して選ぶようにしましょう。ここでは、正しい結婚相談所の選び方について紹介します。

成婚者の実績数を確認

成婚率ではなく、成婚者の実績を確認しましょう。結婚相談所によっては、先月・去年など直近の成婚者数を公表しています。成婚実績の多い結婚相談所は、アドバイザーのサポート力や会員自身の活動意欲が高い場合が多く、1年以内の成婚退会も期待できるでしょう。

自分に合ったサービス内容や会員数

結婚相談所の紹介方法は、アドバイザーが直接相手を選定・紹介する場合や予め登録したデータを基にシステムを使って相手を抽出・紹介する場合などさまざまです。サポート内容やサポート範囲も異なるため、どんな方法で出会い、どんなサポートをして欲しいかを考えた上で結婚相談所を選びましょう。

また、会員数が多いほど、出会いやすくなります。自社会員だけでなく、他社で活動している会員と出会える結婚相談所もあるので、紹介してくれる会員の人数を確認することも大切です。

無料カウンセリングで実際に話を聞く

無料カウンセリングで実際に話を聞き、雰囲気やアドバイザーとの相性を自分の目で確かめることも非常に大切です。活動に対する不安や疑問を直接質問することで、安心して活動を始めることができます。料金やサービス内容もしっかり確認できるため、活動を始めて「こんなはずではなかった」と後悔することも少ないでしょう。最近では、オンラインで無料カウンセリングを行ってくれる結婚相談所も増えているため、気軽に相談することが可能です。

年代別会員数の多いおすすめ結婚相談所

同年代が多い結婚相談所で活動すると、出会いやすくなります。ここでは、年代別に会員数の多い結婚相談所を紹介します。

【エン婚活エージェント】20代の会員数が多い

エン婚活エージェントは、スマホがあれば登録〜成婚退会まで全てできるオンライン完結型の結婚相談所。登録料10,780円と月会費14,300円のみで活動できることから、若い世代に人気となっています。他社会員と出会えるコネクトシップに加盟しているため、出会いも豊富です。

【パートナーエージェント】30代の会員数が多い

パートナーエージェントは、30代の会員が多く、男性4割、女性5割となっています。エグゼクティブコースやアルティメットコースなど高収入男性のためのプランが用意されており、ハイスペ男性と出会いやすいのが特徴です。出会いはパートナーエージェントだけでなく、コネクトシップとSCRUMなど約94,000人の中から結婚相手を探すことができます。

【サンマリエ】40代の会員数が多い

サンマリエは、昭和55年創業の老舗結婚相談所。カウンセラーが実際に選んだ相手を紹介してくれたり、婚約までアドバイスしてくれたりと、手厚いサポートを受けながら活動ができます。30代40代の利用者が最も多く、再婚を目標に活動している会員も多数。IBJに加盟しているため、約8万人の中から結婚相手を選ぶことができます。

【オーネットスーペリア】50代以上の会員数が多い

オーネットスーペリアは、45歳以上の中高年を対象とした結婚相談所です。成婚料がなく、入会金33,000円と月会費12,100円で利用できます。毎月2名の紹介があり、忙しい世代に合った婚活方法で活動可能。バツイチ・子持ちの会員も多く活動しています。

まとめ

結婚相談所で活動するからには、成婚率が高く、「相手が見つかりやすい結婚相談所がいい」と考える人も多いでしょう。しかし、成婚率は各相談所で計算方法が異なり、成婚の定義もさまざまです。成婚率だけを見て結婚相談所を決めるのではなく、成婚実績や紹介方法、サービスなども比較して選ぶようにしましょう。また、活動内容や婚活自体に不安がある方は無料カウンセリングがおすすめです。自分に合った結婚相談所を見つけるためにも、まずは資料請求をしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

婚活・結婚おうえんネット編集部

2010年から10年以上、婚活・結婚おうえんネットを運営し、婚活に興味を持たれた方や婚活に関して悩まれている方に有益な情報を発信しています。
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