公開日:2023/07/14 更新日:2023/07/19
結婚相談所掛け持ちの注意点と成功パターン
結婚相談所で婚活する場合、複数の結婚相談所を同時に掛け持ちする方法があります。結婚相談所を掛け持ちと聞くと、出会いの幅は広がるような気がしますが実際はどうなのでしょうか。掛け持ちのメリット・デメリットや掛け持ちが向いている人について紹介します。
結婚相談所を掛け持ちしてもいい?

「そもそも結婚相談所の掛け持ちってアリ?」と疑問に思う人もいるでしょう。結論から言うと結婚相談所は掛け持ちしても問題ありません。どの結婚相談所も掛け持ちは禁止しておらず、実際に活動している人もいます。しかし掛け持ちする分料金も活動時間も倍になるので、自分に合ったサービスが受けられるか事前調査が大切です。
結婚相談所の掛け持ちを考えるきっかけは?
所属している結婚相談所での活動がうまく行かない時に掛け持ちを考える人が多いでしょう。「タイプの異性がいない」「申し込んでも断られる」「2回目のデートに繋がらない」「担当と相性が悪い」など理由は様々です。しかし婚活は常にスムーズには行かないので、一時的な不調とも考えられます。担当者との相性が悪い場合は変更可能かどうか運営会社に相談してみるのも良いでしょう。結婚相談所の掛け持ちにはデメリットもあることを理解し、一度様子を見る時間も必要です。
どんな人が結婚相談所を掛け持ちしてるの?
結婚相談所を掛け持ちしている人は短期での成婚を目指し、婚活に十分な時間を割ける人が多いと言えます。また、希望条件が狭く1社では理想の相手と出会うのが難しい人も掛け持ちしています。マッチングアプリのようにオンラインで気軽に婚活ができるエン婚活エージェントのような結婚相談所とIBJメンバーズやオーネットなど店舗型の大手結婚相談所を併用して効率よく婚活をしている人もいます。
結婚相談所掛け持ちのメリット
複数の結婚相談所を掛け持ちするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは3つのメリットを具体的に紹介します。
出会いの幅が広がる
結婚相談所を掛け持ちする1つ目のメリットは出会いの幅が広がることです。異なる連盟に所属する結婚相談所を利用することで出会える確率がアップします。結婚相談所の「連盟」とは、複数の加盟している結婚相談所と会員情報を共有する仕組みです。特に小規模な結婚相談所だと会員数が少ないので、活動が長期に渡った場合紹介できなくなる可能性がありますが、連盟に加盟することでより多くの出会いを提供できます。出会いの幅が広がり選択肢が増える分、理想の結婚に近づけます。
結婚相談所のサービスが比較できる
結婚相談所のサービスは会社によって大きく異なります。複数社利用することで紹介方法の違いや、それぞれの担当者との相性を見ることができ、効率よく自分に合った方法が選択できます。紹介方法も専任のアドバイザーが手厚くサポートしてくれる仲人仲介型、プロフィールや条件を基にシステムが選んでくれるデータマッチング型の大きく2つに分けられます。結婚相談所によって運営方針も違うので、担当者からのアドバイス内容も異なります。掛け持ちをすると担当者との相性を確認できるのもメリットの一つです。
複数の第三者からアドバイスがもらえる
複数の結婚相談所を利用することでそれぞれの担当者から多角的なアドバイスを得られます。「このアドバイスはちょっと違うかもしれない」と不安に思っても、カウンセラーが複数いれば納得するアドバイスを自分で選択できます。異なる人から複数のアドバイスをもらえるのでより自分磨きができ、魅力もアップします。相手に選ばれる可能性も上がるというメリットがあります。
結婚相談所掛け持ちのデメリット
結婚相談所の掛け持ちはメリットばかりではありません。ここでは掛け持ちのデメリットを2つ紹介します。
金銭面の負担が大きい
結婚相談所の掛け持ちで一番のデメリットは金銭面の負担が大きくなることでしょう。2社掛け持ちすれば当然費用は2倍になります。入会金がキャンペーンで無料になっていたとしても月額費用がかかるので、活動が長引くほど負担が増えます。しかし結婚相談所の会員は結婚を目的としている独身者しかおらず、身元も保証されている安心・安全な出会いの場です。短期集中で活動してすぐに出会いがあれば、長い目で見ると安く済むこともあります。おおよその活動期間でお金がいくら必要になるか試算しておくと良いでしょう。
“婚活疲れ”になってしまう
出会いが2倍になればお見合いだけでもかかる時間は2倍になるため、婚活疲れになる人もいます。休みの日に連続してお見合いすることも考えられ、仕事が忙しい時期などは負担になる可能性が高いです。「毎週会っているのに理想の人に巡り合えない」「2回目のデートに繋がらない」など様々な理由で悩み、気持ちが沈んでしまうと前に進めなくなります。事前に計画を立て、休息を取りながら婚活を進めましょう。
掛け持ちがおすすめな人
掛け持ちをすれば誰でも成婚できるわけではありません。複数社登録することで出会いのチャンスは増えますが、有効活用できなければ意味がありません。ここでは結婚相談所の掛け持ちがおすすめな人を紹介します。
短期で結婚したい人
半年以内、1年以内など短期で結婚したい人は掛け持ちがおすすめです。掛け持ちすることで出会いの幅が広がり、異なるアドバイザーから複数のアドバイスをもらえるので短期間での成婚が目指せます。
婚活に時間がかけられる人
1箇所の結婚相談所だけでは申し込みの数や活動に限界があります。複数社利用することでより多くの出会いが期待できます。しかし出会いの数が増えてもお見合いする時間がなければ掛け持ちをする意味がありません。十分に時間がかけられる人は掛け持ちをしても効率よく婚活できるでしょう。
結婚相談所の掛け持ちを成功させるポイント
結婚相談所の掛け持ちを成功させるには複数のポイントがあります。真剣に掛け持ちを考えている人は参考にしてみてください。
“連盟”が異なる結婚相談所を利用する
結婚相談所にはそれぞれ所属している連盟がある場合が多く、異なる連盟に加入している結婚相談所を利用することで出会いの可能性が広がり、結婚できる確率も上がります。結婚相談所の連盟は、日本結婚相談協会、日本ブライダル連盟、良縁ネット、コネクトシップなど他にも全国に数多く存在します。それぞれプランやシステム、活動人数も異なるので自身の希望に叶うサービスが受けられるかどうか、事前のカウンセリングでチェックしてから判断することが重要です。
相談所ごとのルールに気をつける
結婚相談所によって、細かい活動のルールは異なります。 例えばIBJが運営する業界最大級の日本結婚相談所連盟には複数のルールがあります。例えばお見合いしてから3ヶ月以内に成婚するかどうかを決める「3ヶ月ルール」があります。この連盟は短期成婚を目標としているので、3ヶ月以内に成婚の意思表示をしなければなりません。他にも婚前交渉や宿泊、宿泊を伴う旅行をすれば成婚とみなされます。知らずにルールを破ってしまうと相手にも悪い印象を与えてしまうので、注意しましょう。
結婚相談所掛け持ちで成功した例
結婚相談所の掛け持ちで成功したケースを男女別で2つ紹介します。掛け持ちを悩んでいる人は参考にしてみてください。
成功例① 40代 会社員 男性
ある40代の男性は所属している結婚相談所での活動が長引いていた為、掛け持ちを決意しました。数年に渡って活動していたにも関わらず、1回目のデートで断られてしまうので、1度も交際できていませんでした。他の結婚相談所の入会時面談の際、「プロフィールは十分に魅力的なので、身だしなみを意識してみましょう。」とアドバイスをもらい、その場で入会を決意しました。その結婚相談所で初めてカウンセラーからヘアスタイルや洋服、小物、匂いに至るまで具体的なアドバイスを受けました。その後少しずつ2回目以降のデートにも繋がるようになり、将来を考えられる人との交際が始まりました。複数の結婚相談所を利用することで異なるカウンセラーからアドバイスがもらえ、成婚に近づいた成功例です。
成功例② 30代 会社員 女性
結婚を急いでいたある30代女性は、希望条件が狭く「1社だけでは理想の相手に出会えない」と掛け持ちを始めました。早く結婚したいけど年齢や年収、容姿など全てに妥協したくないとのことで、掛け持ちをしてもすぐには難しいのではないかと思われていました。しかし婚活に十分な時間を充てられるということで、掛け持ちは1年間と決め、毎週お見合いを実施し男性とのやりとりをこまめに行った結果、理想の相手と成婚退会できました。短期集中で計画的に婚活を行って成婚できた例です。
結婚相談所掛け持ちについてのまとめ
ここまで結婚相談所の掛け持ちについて解説してきました。活動が上手くいかないと他社での活動も検討したくなりますよね。しかし掛け持ちにはメリット・デメリットのどちらもあります。成婚までのスピードは人それぞれで、スムーズにいく人の方が少ないです。現在の不調の原因は一時的な可能性もあり、時間を置くことで改善する可能性もあります。安易に掛け持ちをして会費が無駄にならないよう、一旦様子をみてよく考えて決めましょう。