公開日:2023/08/08 更新日:2023/08/08

結婚相談所はトラブルだらけ!?回避&解決法

結婚に繋がる出会いのために結婚相談所の利用を検討しているけれど、結婚相談所でトラブルに巻き込まれたりしないか心配…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこでこの記事では結婚相談所では実際どんなトラブルが起こるのか、トラブルを回避&解決するにはどうしたら良いのかをご紹介します。実は結婚相談所のトラブルの多くは入会前にしっかり調べて確認することで回避できます。この記事を参考にしてトラブルに巻き込まれないよう信頼できる結婚相談所を見つける参考にしてみてください。

よくあるトラブル事例とその対処法

国民生活センターに寄せられた相談件数を見ると、減少傾向ではあるものの年間1,000件以上のトラブルが起きています。残念ながら少ないとは言えない件数です。実際には以下のようなトラブルが発生しています。解決策もあわせてお伝えします。トラブルに巻き込まれても慌てずに落ち着いて対処しましょう。

希望のお相手を紹介されない

結婚相談所は将来のパートナーを見つける場所にも関わらず、希望のお相手を紹介されないというトラブルもあります。年齢・年収・容姿など希望とかけ離れている人ばかり紹介されてはなかなかご縁には繋がりません。また、入会時の説明と異なり入会から1ヶ月が経過しても誰も紹介されないというトラブルもあります。

解決方法

紹介されない理由の一つに希望の条件が高すぎて該当する会員がいない場合があります。理想を持つことは大切ですが、高すぎるとカウンセラーもお相手を探すことができません。その場合は希望条件に少し幅を持たせることで、紹介してもらえる可能性が上がります。特に男性は年齢や容姿、女性は年収に対する希望が高くなりがちです。譲れないポイントは誰にでもあると思いますが、婚活はまず会わないことには始まりません。一回でも多くのお見合いができるように工夫していきましょう。

カウンセラーの対応が悪い

結婚相談所の活動においてカウンセラーは二人三脚で成婚まで導いてくれる頼もしい存在ですが、残念ながらカウンセラーの対応の悪さに関する相談も多いです。質問をしても連絡が無かったり、的確なアドバイスがもらえないなど本来受けられるはずのサービスが受けられないケースがあります。

解決方法

カウンセラーの対応が悪く、十分なサービスが受けられていない場合は担当変更の希望を伝えましょう。カウンセラーの存在は婚活に大きく影響します。多くの結婚相談所では月会費の中にカウンセラーのサポート料が含まれていることが多いので、会員の権利として主張しましょう。また、小さな結婚相談所などで変更が叶わない場合は自分に合ったカウンセラーがいる結婚相談所に移籍するのも良いでしょう。しかし、カウンセラーは婚活のプロとして友人や身内が言いづらいことも業務上指摘しなければなりません。厳しいアドバイスが多い場合は、会員の結婚を強く望んでいるからこその愛のムチである可能性もあります。

事前に説明がなかった料金を請求された

契約書や料金表に記載されていない料金を突然請求されるトラブルもあります。例えば月会費に含まれていると思っていたお見合い料が別料金だったり、プロフィール写真の変更料がかかったり、成婚料の説明が無かったにも関わらず成婚退会時に突然請求されるケースもあります。他にはクーリング・オフした後に、入会時の面談が長時間に渡ったという理由でコンサルティング料を請求されるなど、金銭に関するトラブルは複数あります。

解決方法

入会時に渡された書類に記載が無かったり事前に説明が無い料金の場合、国民生活センターに相談しましょう。対象のトラブルが違法なのかどうかを判断してくれます。このようなトラブルに巻き込まれないように、費用に関しては入会時の面談で明確にしておく必要があります。

退会したいのに返金できないと言われた

退会時は返金があると聞いていたにも関わらず実際は返金が無かったり、入会時に返金に関する説明が無かったという悪質なトラブルもあります。

解決方法

結婚相談所は特定商取引法で中途解約可能な業種に指定されているので、一般的な業種のクーリングオフ期間外でもクーリングオフ適用可能になります。それにも関わらず、返金を断られた場合は国民生活センターに連絡しましょう。中途解約については退会の時期によっては返金が無い結婚相談所もあります。入会時に説明がなかった場合は国民生活センターに相談してください。入会時はこれからの出会いについてのみ考えがちになりますが、返金制度については入会前に必ず確認しておくことでトラブルが回避できます。

トラブル回避!契約前のチェックポイント

様々なトラブルをご紹介してきましたが、どういったことに気をつければトラブルに巻き込まれにくくなるのでしょうか。安心・安全な結婚相談所で良い人と出会えるように契約前のチェックポイントについてお伝えします。

希望に合った相手と出会えるか

ほとんどの結婚相談所は入会前に無料の相談会や面談などを行っています。無料相談を活用して、直接自分の希望に合った人と出会えるかどうか聞いてみましょう。具体的な人数まで確認できるとなお安心です。良心的な結婚相談所であれば、もし希望の条件の人に出会うのが難しい場合でも、「希望条件に合う方はいない、もしくは少ない」とはっきり伝えてくれます。その場合は、ある程度希望条件に幅を持たせて活動するのか、別の結婚相談所に入会するのかをよく考えましょう。

どんなサポートが受けられるのか

具体的にはどんなサポート体制でお相手探しをサポートしてくれるのか詳しく聞いてみましょう。また、無料相談を担当してくれた方がそのままサポートしてくれるとは限らないため、どういった方がサポートについてくれるのか相性も含め詳しく聞いておくのがオススメです。結婚相談所によってはカウンセラーとの面談の回数に制限があります。手厚いサポートを希望する場合は、サポートの頻度も確認しておくと良いでしょう。

料金体系はどうなっているのか

入会金、初期費用、月会費、お見合い料、オプション利用料、成婚料など結婚相談所によってかかる料金は様々です。特に要注意なのは見慣れない「成婚料」です。各結婚相談所の「成婚」の基準を満たした場合に払う必要がありますが、この「成婚」の基準を確認しておかないと、納得いかないまま大きな金額を請求されることになる可能性があるので細かく確認しておくことが大切です。例えば外泊を伴う旅行をした場合や、交際から半年経つと成婚とみなすルールを設けている結婚相談所もあります。

退会時のルールや条件がどうなっているのか

思った出会いが無かった、家庭環境が変わり婚活ができなくなった、など契約期間が残っていても途中で解約したい場合もあるでしょう。結婚相談所は特定商取引法で中途解約可能な業種に指定されているので、法律上中途解約は可能です。しかし、入会時に中途解約時のルールをしっかり見ておかないと特に金銭的なトラブルに繋がりやすいため、中途解約のルールも契約書に記入する前に確認しておきましょう。結婚相談所によっては中途解約時に違約金を設けている場合があります。特にキャンペーンを利用して低価格で入会した場合、その分退会時のルールが厳しいことがあります。入会時の費用が安くても結果的に高くついてしまうことがあるので注意が必要です。

トラブルに遭わないための結婚相談所選びのポイント

トラブルに巻き込まれずに素敵なお相手探しを行うためには、入会前に料金やサポート内容など納得できるまで調べてから入会しましょう。ここでは結婚相談所を選ぶにあたり、特にチェックしておきたいポイントをお伝えします。

自分のイメージにあったサービスがあるか

結婚相談所によって、提供しているサービスは様々です。お相手をどのように探すか、といった違いもありますし、結婚相談所によっては会員同士の婚活パーティーなどを行っていることもあるので自分に合ったサービスを選ぶことが大切です。実際に活動してみないと分からない部分もありますが、専任のカウンセラーが付く仲人型が良いのか、自分のペースで活動できるデータマッチング型が良いのかなど、初回の無料相談の前にある程度調べておくと安心です。

連盟や協会に加入しているか

トラブルに遭わない為にはIBJが運営している日本結婚相談所連盟や日本結婚相談協会など、大手の連盟や協会に加入している結婚相談所を選ぶのもおすすめです。特にマル適マークを取得している企業は適切な運営をしている事業者の証拠です。業界の信頼性を確保するために、トラブルを回避できるよう安心安全な体制を整えています。

個人情報保護がしっかりと明記されているか

結婚相談所に登録すると多くの個人情報を提供することになります。公式のホームページや契約書に個人情報保護についてしっかりと明記されているかどうか確認するのも大切です。さらにプライバシーマーク(Pマーク)の有無についても確認しましょう。プライバシーマークとは個人情報保護の体制や運用の状況が審査基準をクリアしている事業者に付与されるマークのことです。このマークが付与されている事業者は個人情報を適切に扱っていることを消費者に示すことができます。安心して婚活ができる場を自分で選ぶことも大切です。

結婚相談所でトラブルが起きてしまったときは専門の相談窓口へ

ここまで結婚相談所のトラブル事例とその対処法についてご紹介してきました。素敵なお相手探しをするためにお金と時間をかけて結婚相談所に入会したからには、トラブルに巻き込まれたくありませんよね。結婚相談所のトラブルの原因は様々ですが、入会前に回避できるものがほとんどです。契約時に費用やサポートに関する詳細を確認し、不安点を無くしてから入会するようにしましょう。それでも万が一トラブルに巻き込まれてしまった場合は、国が運営している国民生活センターや地方自治体が運営している消費生活センターに電話してみましょう。国民生活センターや消費生活センターでは契約に関わる相談窓口を設けているので、一人で解決が難しいと感じた場合は、迷わず相談してみましょう。

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この記事を書いた人

婚活・結婚おうえんネット編集部

2010年から10年以上、婚活・結婚おうえんネットを運営し、婚活に興味を持たれた方や婚活に関して悩まれている方に有益な情報を発信しています。
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