ひきこもりで婚活は難しい？気軽に始められる婚活方法や成功のポイント！

コロナ禍で増えた？ひきこもりの実情

2022年11月の内閣府の調査で「自分はひきこもりだ」と認知している人は、15歳〜64歳までの年齢層で日本の人口の2%にあたる推計146万人にあたるという結果になりました。

年齢別のひきこもりの割合は以下の通りです。

15歳〜39歳	40歳〜64歳
2.05%(7年前より0.48%UP)	2.02%(4年前より0.57%)

この内、4年前の調査では男性が4分の3を占めていましたが、今回の調査では女性の方が多い結果となっており、15歳〜39歳が45.1%、40歳〜64歳が52.3％となっています。

ひきこもりになった理由として、5分の1が新型コロナを理由に挙げており、ひきこもりではなかった人が働き方や生活の変化によってひきこもりになった現状があります。

中には「仕事以外引きこもり」の人も

コロナによる病気やリモートワークによってひきこもった人がいる中、仕事以外は家にひきこもっている人も多くいます。実際、趣味が多様化して休日は外出しなくても楽しめます。

また、若い世代は給料が少なく、気軽に遊びに行くことも難しい場合もあります。家にいた方がお金を使わず、貯金もできると合理的に考えてあえて、ひきこもる人もいるでしょう。

しかし、ひきこもりを脱したいのであれば、婚活はおすすめです。最近ではオンラインでできる婚活も増えていますが、必ず直接会って関係を深める必要があります。結婚相手を探すためやデートのために自然と外出する機会が増えるので、ひきこもりも解消するでしょう。

引きこもりでも気軽にできる婚活方法

婚活には様々な方法がありますが、ひきこもりに最もおすすめの婚活方法はオンラインを活用した婚活です。婚活パーティーや街コン、合コンのようにわざわざ外出する必要がなく、自由に婚活ができます。

ここでは、部屋にこもっていても出会える婚活方法を5つ紹介します。

結婚相談所

以前は、店舗型の結婚相談所がほとんどであり、入会や活動の相談などは直接店舗まで行って行う必要がありました。

しかし、最近では登録から成婚退会するまでオンラインで全て完結する結婚相談所が増えています。オンライン完結型の相談所は従来の相談所の入会審査を担保しながら、スマホ一つあればどこでも婚活ができます。料金も安いため、「お金はかけず、でも真剣に出会いたい」という人におすすめです。

マッチングアプリ

まずは出会いを増やしたい人におすすめなのが、マッチングアプリです。スマホと身分証明書があれば、いつでも登録・出会える環境があります。女性は無料、男性は月々3,000円〜5,000円で利用できるアプリが多く、結婚相談所よりもリーズナブルです。

しかし、誰でも簡単に登録できるため、遊び目的や既婚者、業者などの悪質ユーザーと出会う可能性もあります。婚活目的でマッチングアプリを使いたい人は、男女ともに有料のアプリや婚活に特化したアプリを利用しましょう。

オンライン婚活パーティ

婚活パーティもオンラインで開催されているため、外出することなく、すぐに会話ができます。店舗で行われる婚活パーティと同様に、1対1での会話や連絡先交換、カップリング発表もあります。費用は会場への移動が必要ないので参加費のみです。平日の夜に開催されていることもあり、効率よく婚活できるでしょう。

しかし、ネット環境によっては会話が途切れたり、画面越しで自分の良さが伝わりづらい・印象が悪くなったりとデメリットもあります。また、初対面の相手といきなり直接会話するため、コミュニケーション力の高い人に向いている出会い方です。

X婚活（旧twitter婚活）

お金をかけずに出会いたいなら、X婚活（旧Twitter婚活）がおすすめです。Xには、婚活垢を作成して出会いを求めたり、婚活記録を残したりしている人が多くいます。相互フォローするだけでやり取りが可能となり、相手の本気度も分かりやすいです。

ただし、中には遊び目的や恋人探しなど婚活以外の目的で利用している人もいます。X婚活に限ったことではありませんが、相手のプロフィールの信ぴょう性も自分で確かめなければならないので、婚活への本気度やプロフィールの信頼性を見極める力が必要です。

Googleドキュメント婚活

自己紹介文を記事1本文の文字数で書き、アピールできるGoogleドキュメント婚活も密かに流行っています。マッチングアプリやX婚活では、自己紹介文に記載できる内容が少なく、お互いのことを知るまでに時間がかかります。Googleドキュメントであれば、文字数制限がなく、自由にプロフィールの作成が可能です。出会ってすぐに長文の自己紹介を読んでもらうことで、コミュニケーションコストも少なくなります。

Googleドキュメント婚活は、会話に慣れていない人や自分のことを伝えるのが苦手な人におすすめです。

引きこもりの人に必要な婚活準備

オンラインで出会える婚活方法があるとはいえ、ずっと家にひきこもったまま結婚できるわけではありません。異性と会話し、デートするための外出は必須条件です。

ここでは、引きこもりの人が婚活するためにやるべき準備を紹介します。

外に出る練習を始める

引きこもり生活が長いと、外出に対する拒否反応がある人もいるでしょう。1日中家に引きこもった生活を長年続けている人は、外に出る練習から始めましょう。最初は5分〜10分程度家の周りを散歩し、少しずつ外出の時間を増やしていきます。家の周りを散歩することに慣れたら、行動範囲を広げて買い物や外食に興味を持ち、外出する機会を増やしていきましょう。

見た目を整える

婚活は見た目の第一印象がとても重要です。外出できるようになったら、髪型や服装、体型などの見た目にも気を遣いましょう。異性ウケするファッションがわからない人は、ショップ店員や美容師などからアドバイスをもらうのがおすすめです。

また、引きこもって運動する機会がほとんどなかった場合は、筋力が衰えていたり、体型が気になったりする人もいるでしょう。ジョギングやウォーキングなど、すぐにできる運動から始めていき、必要に応じてジムやヨガなどに通うのもおすすめです。

身近な人と会話する機会を増やす

婚活をして結婚するためには、異性との会話は絶対に避けては通れない道です。会話が苦手な人や異性と会話する機会がほとんどない人は、身近な人と会話することから始めましょう。家族や店員と会話するだけでも、コミュニケーションの練習になります。身近な人と会話が自然にできるようになるまで、自分から積極的に会話していきましょう。

引きこもりの人が婚活を成功させるポイント

婚活の準備が整ったら、実際に結婚するための行動を始めていきます。しかし、いきなり出会いの場へ行くことに抵抗や不安がある人もいるでしょう。

そこで、ここでは引きこもりの人が婚活を成功させるためのポイントを4つ紹介します。

自分のペースで進める

結婚したいからと焦って婚活しても、空回りしてうまくいかなかったり、妥協して理想とはかけ離れた人と結婚したりと良いことはありません。周りから結婚時期を迫られても、自分のペースで進めることがとても重要です。

また、引きこもりの状態から初対面の人との会話やお見合い・デートするための外出は、心身ともに疲れやすいです。全力で婚活することはとても大切ですが、婚活疲れになると結婚への意欲が下がり、婚活を諦めてしまう可能性もあります。疲れた時は休み、意欲的に活動できる時は積極的に動くなど、メリハリをつけて婚活していきましょう。

自分を良く見せようとしすぎない

婚活で出会った相手から好かれたいからといって、自分を良く見せようとしすぎないようにしましょう。特に、男性は食事代やデート代を全て奢って、優しい印象や経済的に余裕があるようなアピールをしがちです。婚活女性が求めている男性は、金銭感覚が一致しており、言葉でも行動でも気持ちを伝えてくれる人です。

また、自慢話や同僚・家族などの悪口では自分の良さは伝わりません。「何事にも前向きで、お互いのことを思いやれる」そんな人になれるよう努力しましょう。

すぐに成果が出なくても落ち込まない

婚活してすぐに結婚相手が見つかるとは限りません。結婚相手との出会いはタイミングやご縁もあります。すぐに成果が出なくても落ち込まず、根気強く婚活を続けることが大切です。

実際に、婚活を経て結婚している人の中には、婚活歴10年の人もいます。その間に様々な婚活方法を試したり、多くの人と出会ったりして、自分にぴったりな結婚相手を見つけていきます。「必ず結婚する」と強い意志をもって諦めずに婚活しましょう。

困った時はプロのアドバイスを受ける

ひきこもりから婚活を始める場合、「出会えない」「異性の気持ちが分からない」などの悩みを抱えやすいです。1人で悩みを抱えたまま婚活を続けても、成果が出ず、辛くて婚活を諦めてしまいます。

1人で婚活することが不安なら、婚活のプロに相談できる結婚相談所で婚活しましょう。専任の担当者が1人付いて、異性の紹介やお見合い・交際のアドバイスをしてくれます。特に、ひきこもって恋愛経験がほとんどない人ほど悩みやすいので、いつでも相談できるアドバイザーがいると心強く、安心して婚活ができるでしょう。

引きこもりでも婚活はできる！引きこもりを克服した婚活体験談

現在、40歳の男性Aさんは、10年前に仕事のストレスで過食症になって退職したことをきっかけにひきこもりになりました。周りの友人は結婚・子育てと前に進んでいる姿を見て、さらに自分の頼りなさ、弱さを痛感し、5年間も引きこもり生活が続きました。

しばらくして体調が回復し、外出できるようになると、老後生活を楽しそうに送っている夫婦を見て「自分も結婚して幸せになりたい」と思ったそうです。引きこもりで太ったAさんはダイエットに励み、再就職のための準備を始めます。新たな仕事が見つかるまで1年間かかりましたが、地元企業への就職が決まりました。

そして、Aさんは再就職すると同時に婚活も始めました。自治体の結婚相談所へ登録した結果、2歳年下のバツイチ女性Bさんと出会います。Aさんの積極的なアプローチの結果、交際・プロポーズをし、2人は結婚しました。

まとめ

引きこもりの状態から婚活を経て結婚することは可能です。しかし、引きこもりから抜け出すには、自分1人の努力だけでは難しい場合もあるため、周りの力を借りながら焦らず婚活しましょう。

まずは、社会との繋がりを作り、人と会話してコミュニケーション力を高めることが大切です。会話に慣れたら、実際に異性と出会える場へ行って結婚相手を探してみましょう。もし、相談しながら婚活したい場合は結婚相談所がおすすめです。オンラインでも利用できる結婚相談所も増えているので、自分に合った婚活方法を見つけて幸せを手に入れましょう。