公開日:2024/09/20 更新日:2024/10/25
熟年結婚・再婚のメリットとは?後悔しないための注意点を解説
晩婚化が進み、男女ともに平均寿命が伸びている現代、熟年結婚・再婚をする方が増加しています。
50代を過ぎてから「第二の人生を一緒に歩んでくれるパートナーを見つけたい」と考える方は少なくないのです。
そこで本記事では、熟年結婚・再婚について解説しています。
熟年結婚・再婚のメリットやデメリット、注意点などもまとめているので、参考にしてください。
熟年結婚とは?熟年で結婚・再婚をする人が増えている?

一般的に、50代以上で結婚することを熟年結婚といいます。
芸能人にはたびたび見られますが、実際にどれくらいの方が熟年結婚をしているのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、2022年の55~59歳男性の初婚数・再婚数は、1970年の約2.5倍となっています。
また、2022年の55~59歳女性の初婚数・再婚数は、1970年の約5.8倍です。
熟年結婚をする人は確実に増えていると言えます。
熟年結婚・再婚をしたいと思う理由
近年増加している熟年結婚・再婚。
50代以上で結婚することを望む理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
パートナーと第二の人生を楽しみたい
仕事や子育てで忙しく、自分の幸せや楽しみは二の次だったという50代・60代の方は少なくありません。
その後熟年と呼ばれる年齢になり、第二の人生のスタート地点に立ったとき、「信頼できるパートナーと一緒に生活したい」「何気ない日々の楽しさを分かち合いたい」と感じ、結婚する方もいます。
また、日常生活においていつでも気軽に相談できる相手がいることは、精神的な支えになるでしょう。
経済的に不安がある
老後の不安として、お金を挙げる方も多いです。
退職すると、年金や貯金で暮らしていかなければなりません。
経済的な負担は軽くしたいですよね。
パートナーと同居すれば生活費の負担を分担できるため、精神面だけでなく金銭面でも支え合えます。
一人の生活に孤独を感じる
孤独感があると、心の状態も不安定になってしまうもの。
共に毎日を過ごしてくれる相手がいることは、孤独の解消と心の平安に繋がります。
また、結婚すれば、自分に何かあったときに頼れる身内ができます。
近年は一人暮らしの高齢者が誰にも気づかれずに亡くなってしまう「孤独死」が社会問題になっていますが、同居しているパートナーがいれば孤独死のリスクも減らせるでしょう。
熟年結婚・再婚のメリット
ここでは、熟年結婚・再婚のメリットを解説しています。
熟年結婚ならではの深い関係を築ける
様々な経験をしてきた50代や60代は、相手の意見を尊重し、思いやりながら支え合うことができます。
そのため、熟年結婚では安定した深い関係を築きやすいです。
また、熟年再婚の場合、過去の恋愛経験や結婚生活から学んだことを新しい恋愛に生かしていけるでしょう。
経済的に安定する
一緒に生活するパートナーがいると、家賃や光熱費など、生活費の負担を分担できます。
また、結婚すると、
- 世帯主の扶養に入ることで、支払う税金が減る
- 配偶者控除や扶養控除が適用される
- 社宅や市営住宅に住めるようになる
- 家族割や夫婦割など、民間の割引サービスが適用される
などの金銭面でのメリットが得られます。
お互いの健康を意識できる
今は元気に生活できていても、これから先体調に変化が出てくるかもしれません。
自分では気づかなかった小さな体調不良にも気づいてくれるパートナーがいれば、病気を早く発見できるようになります。
また、一人暮らしだとどんな生活をしていても何も言われないため、自分の健康は二の次になりがちです。
しかし、結婚すれば、お互いの食事や生活習慣などに気を配るようになります。
何より、大切な人の存在が健康を意識する理由にもなるでしょう。
熟年結婚・再婚のデメリット
ここでは、熟年結婚・再婚のデメリットについて解説しています。
自身や親の介護問題
50代、60代ともなると親の介護が必要になる可能性が高くなります。
また、思っていたよりも早い段階で自分や相手の介護が始まるかもしれません。
介護問題は、熟年結婚や再婚の大きな課題と言えるでしょう。
子どもとの関係構築が上手くいかない可能性がある
子どもがいる状態での熟年再婚の場合、子どもが再婚に反対するケースがあります。
反対する理由は、「亡くなった母や父を忘れられない」「再婚相手を信頼できない」など様々です。
また、裕福な相手と再婚する場合、再婚相手の子どもから「遺産目当てなのでは?」と疑われてしまう可能性もあります。
生活リズムが合わない
長年一人で生活してきた方であれば、いきなり生活のスタイルやリズムを変えるのは難しいです。
しかし、結婚するとなれば、お互いに生活環境を変えていかなければなりません。
結婚後の生活スタイルに苦痛を感じてしまうと、パートナーがいる毎日を楽しめなくなってしまいます。
また、相手との価値観の違いに戸惑うこともあるでしょう。
熟年結婚・再婚で後悔しないために注意すべきこと
ここでは、熟年結婚・再婚ならではの注意点を解説しています。
親や自分たちの介護について相談しておく
親や自分たちの介護が始まったらどうするのかについては、結婚の前にしっかりと相談しておきましょう。
在宅介護や遠距離介護、施設介護など、介護にはいくつかの方法があります。
どのような介護サービスを利用するのか、どれだけの費用を介護に当てるのかなど、具体的な話もしておくと良いですね。
子どもの気持ちを尊重した選択をする
子連れでの熟年再婚の場合は、子どもの気持ちを尊重しましょう。
相手の子どもと仲良くなろうとしても、そう簡単にはいかないものです。
ゆっくりと関係を深めていくのを大切にし、場合によっては再婚の時期をずらすことも考えましょう。
また、子どもとの相続トラブルを避けるため、専門家の力を借りて遺言書を用意し、明確な意思表示をしておきたいです。
相手の価値観や生活スタイルを確認する
価値観や生活スタイルが合うかどうかは、結婚において一番大切だと言っても過言ではありません。
相手の考えを知り、どのような生活がしたいのかを2人で話し合うことで、幸せな結婚生活に近づけるでしょう。
熟年結婚・再婚のパートナー探しに結婚相談所がおすすめな理由!
SNSやマッチングアプリ、バスツアー、婚活パーティーなど、婚活の方法は様々ですが、本記事では結婚相談所での婚活をおすすめします。
熟年結婚・再婚のパートナー探しに結婚相談所をおすすめする理由を以下にまとめました。
身分が確かな人と出会える
結婚相談所を利用する大きなメリットは、身分が確かな人と出会えることでしょう。
SNSやマッチングアプリなどで出会いを探すと、相手が身分を偽ったり、連絡が取れなくなったりする可能性があります。
一方、結婚相談所に入会するためには、独身証明書や最終学歴の卒業証明書などを提出しなければなりません。
安全性を一番に考えて婚活をするのであれば、結婚相談所がおすすめです。
婚活のプロのサポートを受けられる
結婚相談所では、担当カウンセラーがお見合いからプロポーズまでをサポートしてくれます。
婚活のプロにいつでも相談できる環境があるので、安心して婚活を進められるでしょう。
また、結婚相談所であれば、交際前にお相手の気持ちを確認してもらったり、告白やプロポーズに関する希望を伝えたりすることもできます。
スピード感を持って婚活に取り組める
結婚相談所で婚活しているのは、真剣に結婚を考えている方たちです。
そのため、お付き合いからプロポーズまでスピード感を持って進められます。
活動開始から数ヶ月で成婚退会するカップルも珍しくありません。
熟年結婚の体験談
ここでは、熟年結婚をした方の体験談をご紹介します。
「日常生活では同年代の独身とは出会えない」結婚相談所で良縁に恵まれた59歳女性
婚活を始めたきっかけは?
私は9年前に離婚して、次女と2人で暮らしていました。
けれど、昨年8月に次女が恋人と同棲を始めて一人になってしまって。
その後、11月上旬に風邪を引いて心細さを感じたこともあり、パートナーを探そうと婚活をスタートしました。
お相手とはどうやって出会った?お見合いでの印象は?
私からお見合いを申し込みました。
12月中に5~6人とお会いしたんですけど、年上の方が多くて……個人的には心ときめく方がいなかったんですね。
そんな中、12月中旬ぐらいに条件マッチングでお相手を見つけて、この人にはお会いしてみたいなと思ったんです。
お見合いはお正月だったこともあって、最初に約束していた場所が人でいっぱいで。
2人とも待つのが嫌いだったので、自然と近くの喫茶店を探す流れになりました。
そのときから気が合うなと感じたんです。
会ってみたらとにかく話しやすくて。
話が盛り上がって、想定していたより長い時間を一緒に過ごしました。
お相手と共に人生を歩んでいきたいと思ったきっかけは?
私はたくさん喋るタイプなんですけど、「そんな話するな」って言われそうなことでも、よく耳を傾けて聞いてくれるんです。
そういうところに惹かれたんだと思います。
結婚に至るかは分からないけれど、一緒にいる中で、間違いなく尊敬できる人だなと感じました。
婚活をして良かったことや変わったことは?
1人で行くより2人で行った方が楽しい場所がたくさんあることに気づきました。
普通に日常生活を送っていたら同年代の独身でパートナーを探している人にはなかなか出会えないと思いますし、お相手に出会わせてくれたことに感謝しています。
それに、こんなに性格の合う人、なかなかいないですよ。
これから婚活を始める方にアドバイス
飾らないことが大事だと思います。飾っても相手に伝わってしまうので。
お相手には、前のパートナーにされて嫌だったこととか、何から何まで話しました。
友だちには「隠した方が良いんじゃないの?」とか「ちょっとあけっぴろげすぎる」とか言われたんですけど、「これが私」みたいな。
もちろん、誰でも自分の良いところを見られたい気持ちはあると思います。
でも、20代や30代ならまだしも、私たちは50代も後半ですから。
引用:ツヴァイ
「自分に向いている」と思える相談所に入会、成婚した53歳男性
婚活を始めたきっかけは?
子どもに勧められて、自分でも将来のパートナーを見つけたいと思ったからです。
入会の決め手は?入会後に結婚相談所のイメージは変わった?
検索して申し込むだけではなく、定期的にお相手を紹介してもらえるシステムだったからです。
各社のメリット、デメリットはそれぞれありますが、紹介してもらうシステムの方が自分に向いていると思い、入会しました。
入会前と入会後のイメージはあまり変わらなかったと思います。
入会後は、毎月定期的な紹介をいただけるのを楽しみにしておりました。
婚活中、悩んだり苦労したりしたことは?
入会直後はなかなかお見合いができず、悩んだことがありました。
また、私には子どもがいましたので、お相手の方からするとあまり喜ばれないケースだとも思っていたんです。
でも、とりあえずは会ってもらえないと何も始まらないので、大変だなと感じていました。
どうやって悩みを解決した?
悩んでも仕方がないので、ある意味開き直って活動していました。
それでも悩んでしまうときは、担当の方とお話して気持ちを整理しました。
カウンセラーの対応について
担当の方には、結婚を意識したお相手の方について相談をしていましたが、いつも私の性格に合った良いアドバイスをいただいていました。
また、いつでも電話で親切で丁寧な対応をしてくださいました。
私もかなりわがままな話をした記憶もありますが、それでも嫌な感じもなく、優しくアドバイスをしていただき大変感謝しております。
お相手の印象は?成婚のきっかけは?
とても話しやすい社交的な方で、会話が楽しかったです。
将来ずっと一緒にいたいと思ったとき、結婚を意識しました。
入会を検討している方へのアドバイス
本気で結婚したいなら、一日も早く入会して婚活すべきだと思います。
根気強く活動を続けていくことが成婚への近道です。
引用:サンマリエ
まずは資料を請求して比較がおすすめ
本記事では、熟年結婚・再婚のメリットやデメリット、注意点について解説してきました。
記事でも触れた通り、熟年結婚・再婚のパートナー探しには結婚相談所がおすすめです。
結婚相談所には仲人型やデータマッチング型など様々な種類があり、サポート内容やオプションサービスもそれぞれ異なります。
そのため、まずは気になった相談所の資料を請求し、どこに入会するのかしっかり比較・検討していくと良いでしょう。